「朝ご飯を食べると勉強ができる? そんなわけない」の巻


 このところ、「毎月勤労統計の不正調査問題」が、毎日のようにニュースに取り上げられていますが、このことに限らず、世の中の調査は嘘ばかりという話です。





 今回は、朝ごはん問題について、です。



 学校では、「朝ごはんを食べましょう。午前中の勉強に集中できませんよ。」なんて、子どもたちに言います。



 集中力が・・・というのは、糖の摂取という観点から、半分は納得できるとして、さらに話が進んで、朝ごはんを取らないと学力が低下するなんていうことを平気で言う人がいるので驚きです。



 この「朝食と学力には関係がある」という話、聞いたことある方も多いかと思いますが、この理論に少なからず納得しているあなた。

 調査考察には、落ちてはいけない、大きな落とし穴がある事をご存知でしょうか。





 結論からいうと、「朝食と学力との間には、直接的な関係はない」です。



 もっと言えば、朝食を取らなくても、勉強は普通にできるということです。





 この学力の問題は、朝食そのものではなく、朝食をきちんと取らせられない家庭環境にあります。ここまで言えば、言いたいことはわかりますよね。



 

 朝食を取ることが、人間の一日の活動にとって良いことは、世の中では広く知られている、にもかかわらず、子どもに朝食を取らさないだらしない親の子が、きちんとした親の子より勉強ができる可能性は低いということです。





 子ども自身が朝食をとらない理由も見てみましょう。

(文科省の平成26年度の資料から)



 一番は、食欲がないから。・・・いいから食べなさい。



 二番は、時間がないから。・・・チャンと早寝早起きしなさい。



 三番は、いつも食べないから。・・・食べた方がいいんだよ。



 四番は、その他もろもろ。



 五番は、朝食が用意されていないから。 ・・・きちんと用意しなさい。



 

 仮に朝食と学力の間に因果関係があると考えて、僕が調査をするならこうします。



 同じような家庭環境(朝食もきちんと取っている)で、同じぐらいの学力の生徒を100人ぐらい選抜し、その半分の生徒に2学期の間、朝食をとらないようにお願いします。



 2学期の最後に学力を調べ、それでもし、朝食を取らなかった子の大多数が、大きく学力を下げたのなら、それはそうなのでしょう。





 朝食と学力の関係を調べた調査は、学習ができるできないと、朝食を取る取らないの二項目だけでグラフを構成していますが、こんなことで因果関係が言えるのなら、同じグラフの形になるものなら、全て関連づけられることになります。



 この理論は、俗にいう「結果論」で、嘘か真かというと真に嘘です。



 始めにこの理論を聞いた時には、何を言っているのかと、全くもってセンスのなさを感じましたが、それを信じている学校の先生の方もどうかと思います。



 これがホントなら、勉強ができない子が、朝ごはんを食べると、勉強ができるようになるということです。そんなわけがあるはずがありません。



 (これは、前回のブログ、「必要条件」と「十分条件」のお話と同じです。)



 自分の努力のなさを棚に上げて、学習の不出来を「外的要因」に求める人がとにかく多いのですが、結局は自業自得です

 

 勉強は、為せば成る、為さねば成らぬ。ただそれだけなのです。

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