「分数がわからない先生が 算数を教えている問題」の巻


「分数って、教えるの、難しいですよね。」

と、ある先生が言ってきたので、

「なかなかね。」

と話を合わせておいたのですが、以前から、ずっと気になっていることがあります。



 それは、教えるのが難しいというか、分数に限らず、算数をわかっていない先生が多すぎるということです。



  以前のブログで、「九九」と「かけ算」の違いが分かっていない問題を取り上げましたが、今回は、分数でいってみましょう。



 

 例えば、「1を1/6で割る」という計算を小学6年生に教えるとしましょう。



 全体を割合で割るということで、その理由を子どもに説明するのは、たしかに難しい。それなら、計算にせずに、図を描いて、言葉で説明すれば、答えは簡単に出せます。



「1/6の逆数を掛ける」なんてことをわからなくとも、答えはちゃんと出せます。



 これまた以前のブログで、公式を教える先生はダメダメということをいいましたが、別に算数の問題を解くのに式を作る必要はありません。しかし、算数を十分理解していない先生は、とにかく式を作って計算をしないといけないと思っているのです。



 要は、正しい思考経路で、正答にたどり着けば、学力としてはOKなのです。





 僕は、算数を教える時に、四コマ漫画を描かせたりもします。文章を絵にして考えると、計算の手順も数量的感覚で理解でき、思考力が確実に向上します。





 小学校の先生になる人は、数学は少しはできるのかもしれません。

 しかし、算数ができる人はそんなにいません。

 というのも、算数と数学は、微妙に学習の類が違うからです。



 お子さんに算数の宿題を教えてといわれて、「Xを使ったり、公式を使ったら簡単に解けるのになあ」と思ったことはないでしょうか。それが、算数と数学の違いです。



 小学校の時に算数ができなかった人は、そのまま大人になっていくので、算数はおそらく教えられません。算数ができる人は数学もできますが、数学ができる人で算数ができない人は結構います。



 そこで、僕は、算数科を、小学1年生から、算数がきちんとわかっている先生による専科制にすることを勧めています。そうすれば、もっと算数ができる子が増えることは、間違いありません。



 さらに、物事の正しさを考えるうえで、算数は、言語(一応は国語)と同様に、大きな役割を担っています。理科や社会にも通ずるところもありますので、教育全体の学力が向上するのも、これまた間違いありません。



 いっそのこと、中学校と一緒で、全ての教科を専科制にした方がいろいろとメリットがあるのですが、小学校でそうしないのはなぜでしょうかね。

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